関東の三大最強パワースポットとも言われる「東国三社」をご存知でしょうか?
茨城県の神栖市にある「息栖(いきす)神神社」、同じく茨城県の鹿島市になる「鹿島神宮」、
千葉県の香取市にあう「香取神宮」の三社のことを指しています。
中でも、「鹿島神宮」と「香取神宮」の2つは格式が高く、
鹿島神宮は常陸国一宮、香取神宮は下総国の一宮になっていて、どちらもご利益がありそうですね。
ここでは「鹿島神宮」と「香取神宮」にフォーカスして、どちらが人気か?ご利益がありそうか?
それぞれの特色を比較していきます。
そもそも東国三社とは?
関東の伊勢さんとして江戸時代には参拝に行く方がたくさんいました。
実は明治時代以前に「神宮」と名乗れるのは「伊勢神宮」「鹿島神宮」「香取神宮」の3つしかないのです。
それほど格式の高い、日本の神宮2/3がここ東国三社にあるのです。
伊勢神宮まで参拝に行けない北部に住む人たちにとっては、とても敬虔な場所だったのです。
現在でも初詣で東国三社全部を回るツアーもあるほどの人気です。
鹿島神宮とは?
そもそもの創建が紀元前670年以上(2670年前)とも言われており、関東最古の神宮として、歴史の古い神宮です。
国宝や国指定重要文化財も数多く保有しています。
アクセス
東京駅から出ている高速バスがおすすめです。
電車で行く場合は、乗り換えが多く、しかも、鹿島線が本数が1時間に1本ほどのペースのため、時間を考えて行動しないといけません。
車で向かう場合は、境内が広いので到着地に若干誤差が出る可能性があるので気を付けてください。
①何の神様?
武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)という武道の神様が祀られています。
国を守る・救う強さを持つ神様です。交渉術や決断力にも長けていたので国の安定を保つ神様とされています。
もちろん、強さ故、勝負の神様とも言われています。
②鹿島神宮の特徴は?
鹿島神宮の東にある鳥居は神々が入ってくる入口とされていて、「始まりの地」として、
心機一転・人生の転機にもいいと人気のパワースポットになっています。
③ご利益
神様の特徴や、鹿島神社の特徴からもわかるように、ご利益はとにかく、必勝や勝負運!
そして、転機の決断力や統率力、判断力、悪いものを寄せ付けないための厄除けなど、これから何か人生の変化の決めた方にとって、大いにパワーをくださると言われています。
独立起業される方にとっても運気が開くとされています。
しかしこれは仕事や受験のみならず、恋愛成就にもいいと言われています。
④お守りと御朱印
鹿島神宮のお守りはかなり種類が多く、約60種類もあります。
一番人気は帯占いという恋占いのお守り。お願いをして叶うかの占いもできるお守りです。
御朱印は2種類あります。受付時間は8:30~16:30。
初詣シーズンには受付時間の変更の可能性があるので、先に確認しておくといいでしょう。
また、初詣シーズンはかなりの混雑が予想されます。
香取神宮とは?
香取神宮は、千葉県でも最強のパワースポットと言われています。
創建は紀元前640年頃(2640年前)とも言われてと言われています。本堂は江戸時代に徳川綱吉の寄進とされています。
鹿島神宮と同じく、国宝や国指定重要文化財も数多く保有しています。
アクセス
こちらはなんと言っても初詣には無料シャトルバスが運行されます!
車で来られない方でも安心ですね!シャトルバスも1時間に1本はあるので、時間の調整はしやすいです。
ただし無料シャトルバスの利用者は多いので、少々混雑はしますが、15分ほどなので、そこまで長時間苦痛が続くわけでもありません。
①何の神様?
経津主大神(フツヌシノオオカミ)という武道・戦いの神様が祀られています。
鹿島神宮の神様と香取神宮の神様は2人一緒に伊勢神宮に遣わされた神様で、ほぼ互角の武術の力を持っています。
しかし、鹿島神宮の神様と異なり、内面的な強さも持つカリスマ性を持つ神様とされています。
②香取神宮の特徴は?
2013年にすべて、改修工事がなされたので大変綺麗で見やすいです。
全国にある「香取神社」の総本社にあたります。鹿島神宮に比べると、色鮮やかな神宮になっています。
③ご利益
決意をしっかりと表明する神宮とされており、心にゆとりが持てなかったり、色々と迷いがある時に、邪心を払い、運気が開けるとされています。
また、力強さや粘り強さ、集中力などにもいいとされていて、
スポーツの必勝、受験などにもご利益があるとされています。
意を決するという面で、道を切り開く強さと共に、昇進や好機に恵まれることも期待でき、
人間関係や恋愛のパートナーにも恵まれると言われています。
④お守りと御朱印
お守りは定番のものが多いです。しかし、やはり勝負運・スポーツの勝運、学業などが一番人気になっています。
御朱印については一種類ですが、とてもシンプルでわかりやすいのが特徴です。
受付時間は8:30~17:00。こちらも初詣の時期には受付時間に変更の可能性があるので、行く前に確認しておくと良いでしょう。
同じく、香取神宮の御朱印も三が日には混雑が予想されます。早めに手配しておくことをおすすめします。
どちらがおすすめ?
ご利益はおおよそ似ているところはありますが、大きく分けると下記のような感じです。
1.鹿島神宮がおすすめの方
根本的に、鹿島神宮は、「これから新しいことに挑む方の突き進む道をクリアにしてくれる」ようなご利益のため、切り開いていく際の障害に勝つようなパワーがあるとされています。
意志を貫き、成功をおさめたい方には香取神宮がおすすめです。
また、香取神宮と比較すると、個人の才能やパワーを開花させるご利益があるので、社会人や友達同士、夢をもつ方が参るのがいいでしょう。
2.香取神宮がおすすめの方
根本的に、香取神宮は鹿島神宮に似ているようですが、
「これから新しいことに挑む方の内面的な向上のサポートになる」ようなご利益があるとされています。
自身の内面を磨きたい方は香取神宮がおすすめです。
鹿島神宮と比べると、周りとの調和や、個人の性質を高めるような開運のご利益や、部活などスポーツをしている方、受験生などに期待できるご利益があるため、ファミリーで参れる神宮です。
混雑状況
どちらも三が日はとんでもない混雑になります。
伊勢神宮と同レベルの関東の2トップ神宮ともなれば、混雑は仕方ないかもしれません。
要領よく回るにはやはり、早めの時間から行動するのをおすすめします。
夕刻の方が混雑は幾分解消はされていますが、三が日はまだまだ日が落ちるのも早いので、暗くなり、冷え込みも夕刻からはきつくなるような環境にあるため、早めの時間から行動がいいですね。
まとめ
これだけの歴史を持つ香取神宮と鹿島神宮。どちらもあやかりたいご利益がありますね!
ご利益別で行く先を決定しましょう。しかし、もし時間がとれそうな方は、是非、2つとも回ることをおすすめします。
2つあわせて回ることで、パワーを発揮するご利益もあるので、決して、この神宮の神様はけんかしたりはありません。
年始からパワースポットをめぐっていい一年にしましょう!