スエードのパンプスもおしゃれで、高級感がありますね。
でも、お手入れのしかたが、難しそうでちょっと敬遠したくなる気もします。
でも、大丈夫。スエードの正しいお手入れのしかたを調べました。
スエードとは
まず、スエードの基本をチエック。
一般的な革製品は、革の表面を使用しますが、スエードは、革の裏面を使っています。
子牛や山羊の革を使っており、なめした革の裏側を紙ヤスリで起毛させています。
スウェーデンで考案された加工・技法を使った手袋が、流行し、そこから「スエード」と呼ばれるようになったそうです。
毛足が短くて柔らかいものほど高級品とされています。
スエードのパンプスは、毎日履くと湿気がこもって、雑菌が増えてしまいます。
一日履いたら少なくとも一日以上休ませて、ローテーションで履き替えましょう。
インソール(中敷き・消臭機能のついたインソールもあります)を使うこともおすすめです。
また、下駄箱にも、除湿剤を入れます。
下駄箱は、湿気がこもりやすく、収納していると雑菌が増えるので、匂いやカビの予防になります。
新しく購入したときには、履く前に、スエード専用防水スプレーを吹き付けておきましょう。
防水スプレーは月に一度程度使用するといいでしょう。
そして、毛のブラシでブラッシングしておきます。
スエードは洗剤を使っても大丈夫?
スエードのパンプス洗い方
・スエード専用洗剤スポンジブラシタオルまたは布シューズキーパーまたは新聞紙・洗面器またはバケツ
①パンプスの表面の油分を布で拭き取ります。大きめの洗面器またはバケツにぬるま湯を張り、ぬらした布を軽く絞り、靴の表面をぬらします。ばらつきがあると、色むらの原因になるので、均一にぬらしてください。
②お湯の中に洗剤を入れて溶かし、スポンジで細かい泡を作ります。その泡をパンプス全体に載せて、小さめのブラシで円を描くように洗います。
③スポンジを洗い、パンプスに付いた汚れと泡をスポンジで吸い取ります。その作業を繰り返して、きれいに泡を取り除いきます。拭き取るだけの専用洗剤の場合は、すすぎは不要です。
④シューズキーパーまたは新聞紙を入れて、形を整えます。風通しのよい日陰で陰干しします。あれば、スエード専用スプレーで栄養を与えると、色あせを解消し、艶を出して表面を美しく保ちます。
⑤完全に乾いたら、ブラッシングで毛並みを、整えます。
⑥防水スプレーを吹き付けておきます。
スエードのパンプスは使った後のお手入れが重要
スエードのパンプスを本格的に洗うのは、多くてもシーズンに一回くらいにしましょう。
普段のお手入れは、履いた後のブラッシング、ローテーションを組んで履くのを忘れないでください。
靴の中の湿気が高くなると、雑菌が繁殖して、足裏の古い角質や皮脂を餌にどんどん増えていきます。
その雑菌が悪臭の原因になるのです。パンプスの臭いが気になるときは、次の方法を試してみてください。
用意するもの
・重曹
・使用済みのストッキング
①重曹は、臭いも雑菌の繁殖も抑える働きがあるので、使用済みのストッキングに重曹を、大さじ2杯入れストッキングの口を閉じます。それを、パンプスの中に一晩入れます。
②10円玉に含まれる銅イオンに抗菌作用があり、靴の中に入れておくと消臭効果があります。靴の中全体に、5~10枚まんべんなく入れて一晩おいておきます。新しくて、きれいな10円玉の方が、消臭効果が強いです。
これで、臭いが取れないときは、靴の消臭剤を使いましょう。
パンプスに裏張りをすることで、パンプスを履いていると生じる痛みなどをおさえます。
また、滑り防止効果もあります。パンプスは構造的に滑りやすいので、裏張りをすると、転倒防止にもなります。
そして、靴底が厚くなるので、歩きやすくて、靴が長持ちします。
まとめ
スエードのパンプスは、手を掛けたらその分長持ちします。
疲れて帰ってからのお手入れは、大変だと思いますが、習慣にすることで、パンプスも長持ちします。
手をかけることで、愛着もわいてくることと思います。
どうぞ、できる限り大切に履いてください。