フェイクファーは、近年では動物愛護の観点からも注目されています。
今までのようなフェイク(にせもの)という捉え方ではなく,環境保護・動物愛護の面からも、ファーに代わるものとして名称も「エコファー」という呼び方に代わってきています。
ファーと違い価格も安く、ファーほど気を使う必要もないので、とても利用しやすいものです。
といってもやはり普通の洋服とは違い、少し注意する点があります。
クリーニング代金は、コートのショート丈で1.500円くらい、ロング丈は3.000円くらいで、襟だけとかだと500円くらいからです。
この料金は、地域や洋服によっても違いがあります。
フェイクファーの簡単なお手入れ方法とは?
フェイクファーの構造は、タオル地やベロア素材と似ていて、布がパイル織やパイル編みになっていてループパイルを切り開き、起毛て毛皮の毛並みのように加工します。
フェイクファーのメリットは、毛を模倣している繊維がアクリルやアクリル系でできているので、天然のファーよりも耐久性があり、手入れが簡単です。
また、天然のファーにない様々な色や柄を出せるので、色々なデザインが楽しめます。
ただ、熱や水分(湿気)に弱いのが欠点です。
普段の手入れは、優しくブラッシングが基本です。
柔軟剤を入れた水にタオルをつけて、軽く絞り、フェイクファーの表面についた汚れを落とします。
裏返して、汗をかく襟足や袖口、わきの下などをタオルで拭きます。
そして、袖口から身ごろへと逆目で根本から埃と汚れをかきだし、まさ目で毛並みを整えます。
普段はこれで、OKです。
洗濯機で洗う場合
洗濯表示を必ず確認して、洗濯機洗いが可能な場合のみ洗えます。
洗剤はおしゃれ着洗い用洗剤を使いますが、まず、目立つ汚れにおしゃれ着用洗剤を直接つけます。
ジャケットは身ごろを裏返して、袖は裏返さないでたたみ、洗濯ネットにいれます。
色落ちしそうな濃い色の場合は単独で洗います。
柔軟剤
毛羽をふんわりさせるために柔軟剤を使います。
柔軟剤は、布の滑りをよくして、合成繊維の静電気を防ぐ効果もあります。
脱水
脱水は短時間ですませます。
ただ、回転式衣類乾燥機は、毛羽が乱れたり、縮んだり、抜けたりすることもあるので、使わないようにしましょう。
干し方
型くずれを防ぐために、脱水後はすぐに取り出しジャケットを表に返します。
生乾きのうちに乾いたタオルで、毛並みを起こすように拭きます。
ジャケットの場合は、型くずれを防ぐため風通しの良い木陰で平干しにします。
フェイクファーは熱に弱いので、アイロンは使わないでください。
収納
毛羽がつぶれないように、ハンガーにかけて収納します。
長期の保管
洗濯やクリーニングをした後は、十分に乾燥してから、ハンガーにかけて保管します。
クリーニング店のビニール袋をかけたままでの保管は、カビの原因となるので、外してから保管してください。
手洗いの方法
洗濯表示を確認。必ず、手洗いが可能か確かめてから洗濯します。
用意するものおしゃれ着洗いの洗剤
柔軟剤
バスタオル
ドライヤー
洗面器にぬるま湯を入れ洗剤を説明書の分量どおりに入れて、よくかきまぜます。
フェイクファーをお湯の中にいれ優しく洗います。
決してもみ洗いしたり手荒く扱ったりしないで、あくまでも優しく優しく手洗いしてください。
すすぎは、お水を何回か替えて、洗剤が残らなくなったら、柔軟剤を入れたぬるま湯に3分間ほどつけます。
水切りは、水を捨てた洗面器のふちなどに掛けて、水分を切ります。
水分がある程度切れたら、バスタオルで包んで水分を拭き取ります。
そして、型くずれを防ぐため風通しの良い木陰で平干しにします。
半乾きくらいのときに、低温(高温にならないようにくれぐれもご注意を)のドライヤーをかけると、ふっくらと仕上がります。
フェイクファーの抜け毛対策をしておけばより長持ちする
フェイクファーの抜け毛対策は、残念ながら特にありません。
最初に購入したら、すぐにフェイクファー専用の防水スプレーをかける。
外出から帰ったら、逆さまにして軽く振って埃を落とし、優しく優しくブラシングする。
これくらいしかありません。
まとめ
フェイクファーはいろいろなデザイン・色で、値段もお手ごろでリトルファーよりも利用しやすい商品ですが、取り扱いは普通のお洋服よりも少し丁寧にお願いします。
そうすることで、いつまでも楽しむことができます。
フェイクファーはいろいろなデザイン・色で、値段もお手ごろでリトルファーよりも利用しやすい商品ですが、取り扱いは普通のお洋服よりも少し丁寧にお願いします。そうすることで、いつまでも楽しむことができます。