少し前まで、水道をひねれば出て来る水を、わざわざスーパーやコンビニで買うなんて・・・。
と思っていましたが、今やそれもごく当たり前に。
健康やダイエット、備蓄品にと、日常には欠かせないものとなっています。
出先で水を買う機会が増え、すぐに飲み切れれば良いですが、カバンの中やデスクに長時間置いておくことも多いかと思います。
毎日のように飲む水。
一度開けてしまったら、それがどのくらい持つのか、気になりませんか?
夏場など、暑い時期や部屋では特に心配ですよね。
今回は、開封したペットボトルの水が、常温でどのくらい保存できるのか、また、安全に飲むための保存方法について、ご紹介します。
口をつけて飲んだ時、コップに分けて飲んだ時の違いは?
開封後、外出先ならそのまま口をつけて、家などではコップに移して。
その時々で、飲み方は多少異なりますよね。
飲み方によっても期限は変わってきますが、どちらの場合にも、共通していることはあります。
それは、ペットボトルに書かれている賞味期限は、あくまで開封前であり、開封してしまったら、その瞬間から空気中の細菌が中に入り、劣化は進む、ということです。
この大前提を頭に置いた上で、それぞれの違いについて見ていきましょう。
・口をつけて飲んだ時:1日
唾液と一緒に細菌が入りやすく、持っても1日が限度です。
雑菌は30~37℃くらいの温度で最も活発に繁殖するそうです。
気温が30℃を超える夏場は、特に要注意ですね!
雑菌の繁殖と劣化が1番進みやすい飲み方と言えます。
口をつけてしまったら、なるべく早く、遅くてもその日のうちに飲み切ってしまいましょう。
・コップに移して飲んだ時:当日~数日
口をつけて飲むよりは、長く持つようです。
それでも、開封してしまった以上、空気中の細菌が入り劣化してしまうのは同じなので、それほど長くは保存できません。
夏場は、やはり当日。
冬場は1週間ほど持つこともあるようですが、室温や保存状況にもよるため、美味しく飲むには数日が無難かと思います。
これらの期限は、あくまで目安です。
お水も腐るので、白く濁っていたり、沈殿物があったり、味や匂いに違和感があれば、上記の期限にかかわらず、飲まないよう気をつけてくださいね。
(腐っていたら、雑巾のような臭いがすることも!)
開封後も安全に飲みたい!その方法とは?
開封してから、少し時間が経ってしまったけど、まだ飲めるかな・・・?
ちょっと心配な時は、以下の方法がオススメです。
煮沸する
煮沸して、清潔な水筒や容器に入れれば、保存期限を伸ばすことができます。
加熱によって、水の中を殺菌してくれるのですね。
保存できるのは、約1週間程。
まだ飲みかけのがあるのに、新しいのを開けちゃった!
なんて時にも、この方法だと安心できますね。
それでも、早めに飲み切ってしまうのが良いと思います。
冷蔵保存
細菌が増える速度を抑えてくれ、こちらも1週間程は保存できるようです。
上記の2つを合わせて、煮沸して容器に移し、冷めたら冷蔵庫、が1番安心かもしれませんね。
私はよく、午前中に出先で口をつけてしまったお水やお茶を、帰宅後の夕方に飲む時など、マグカップに移してラップをかけ、電子レンジで加熱して飲んでいます。
まとめ
口をつけていてもいなくても、開封後のお水は、記載の期限に関係なく、なるべくその日の内に飲み切ってしまうのが良さそうですね。
できればコップに移して、また、可能なら冷蔵庫に入れて保管しておくのが安心です。
最近はスーパーやコンビニでも、水の産地や硬度が選べ、バリエーションが豊かになっていますよね。
保存方法に気をつけながら、健康や美容のために、生活の中にお水を積極的に取り入れてみたり、お気に入りの種類を探してみるのも楽しいかもしれません。