ファブリーズとリセッシュはどちらが安全性が高いか?気になりますよね。
小さい子どもさんをお持ちのご家庭では特に心配ですね。
そこで調べてみました。
ファブリーズとリセッシュの成分は?
どのメーカーも詳しい成分を公表していないので考察するしかないのですが、何らかの精油など天然成分を使用しているのはほぼまちがいないと思われます。
それでニオイの粒子を捉え床に落としてしまうイメージです。
使用時は、べたつきを感じても、揮発するのですぐに乾いてベタつかなくなります。
衣類・布製品消臭剤は、家庭用品品質表示法対象外になりますので、成分を詳細に書かなくてもいいことから考察するしかできません。
消臭成分としてファブリーズは、「トウモロコシ由来消臭成分」。方や、リセッシュは「両性界面活性剤」を使っています。
トウモロコシ由来消臭成分は、トウモロコシ生まれの有効成分でシクロデキストリンではないかと言われてます。
シクロデキストリンは、環状構造を持つ糖類で、環状オリゴ糖と呼ばれています。
リセッシュの主成分である両性界面活性剤は、分子中にプラスとマイナスどちらにも帯電する性質を持っています。
空気中の臭い成分の多くはプラスかマイナスのどちらかに帯電していることが多いので、この成分を溶かした液体をスプレーすることで、臭い成分を吸着し、電気的に中和することで、消臭することができます。
ファブリーズとリセッシュはどっちが安全?子供にも安心な理由とは?
リセッシュは除菌作用を緑茶エキス(タンニン)に除菌剤を加えることで、同じタンパク質でできている微小な菌を抑えこんでいます。
他にはエタノール(揮発性促進のために配合)成分が不明の除菌剤が含まれていますが、こちらに関しては特に安全性に問題はないようです。
ファブリーズの方には除菌成分としてQuat(クウオット・第四級アンモニウム塩)が含まれています。
この成分について、ファブリーズの発売元であるP&Gでは除菌成分の安全性は認められていると発表しています。
Quatは安全性が高いと言われていたのですが、今では、安全性は専門機関で疑問視されはじめています。
東京都健康安全研究センターでのマウスによる実験では大人マウスと赤ちゃんマウスの
体重に合わせて第四級アンモニウム化合物を飲ませると、赤ちゃんマウスは死亡率が上がりました。
生き残った赤ちゃんマウスは乳酸量の低下。
血糖上昇、肝機能障害、肝臓重の低下がみられました。
また、大人マウスには、血糖値の上昇、尿酸値の低下がみられました。
このことから、健康被害を心配する声も聞かれます。
また、海外でも健康被害の報告があるようです。
ただこれは、マウスによる飲用での実験だということなので、そこまで心配することも
ない気がします。
結局のところファブリーズとリセッシュどちらがおすすめ
リセッシュは、比較的安全性重視。
きつい臭いや除菌を優先したい場合はファブリーズを。
アトピー性皮膚炎などで皮膚が弱い方や、小さいお子さんをお持ちの方、ペットなどを飼育している家庭はリセッシュをおすすめです。
また、ペットなどにスプレーがかからないように気をつけましょう。
カーテンやラグなどにスプレーする時は、必ず換気を忘れないようくれぐれも気をつけましょう。
妊婦の方や赤ちゃんは意識してできるだけスプレーした空気を吸わないようにしてください。
ぬいぐるみやベッドカバーなどに消臭剤をスプレーしても、臭い物質が消えたわけではなく臭いをあまり感じなくなっているだけなので、定期的なお洗濯をおすすめします。
ぬいぐるみも家で洗濯できる物もあるので、品質表示タグをよく見て洗濯できる物はできるだけ洗濯することをおすすめします。
どちらにしても、使用法と使用量をよく守り使いすぎないようにご注意ください。