伊予ヶ岳に行ってみたいけど駐車場はあるの?どうやって行けばいいの?
登山は難しいのかな?周辺には何かあるの?と色んな不安があるかも知れないです。
そういった方でも、思う存分楽しめるよう、伊予ヶ岳を色んな角度から紹介していきます!
伊予ヶ岳について
伊予ヶ岳は、千葉県南房総市にある336メートルの山です。名前の通りラスト数メートルが『岳』になっていてマッターホルンとも言われています。
千葉県では岳がつく山は珍しく、登りがいがあると人気の山です。
伊予ヶ岳の魅力
なんと言っても、山頂からの景色です。そもそも伊予ヶ岳は低い山ですが、この付近にはそんなに高い山がありません。
そのため山頂からの見晴らしもよく、天気のいい日の景色は最高です!
また、最後の数メートルの岳部分。これをクリアしたらなんだか自信がつきますよ。
駐車場情報
伊予ヶ岳の駐車場は平群天神社の境内にあります。もちろん無料で安心です。
その神社の脇に伊予ヶ岳の登山口があり、神社でお祈りをしてから登山に挑戦する方も多いです。
アクセス方法
伊予ヶ岳へのアクセス方法はいくつかあります。ここでは電車でのアクセスと、車でのアクセス方法の2つを説明します。
電車でのアクセス
電車で伊予ヶ岳へ行きたい時は、JR内房線の岩井駅で下車します。
そこから南房総市役所富山線という路線バスに乗り換えます。国保病院前というバス停で下車。徒歩で10分もしない程度で登山口に到着します。
しかしバスは本数が少ないので岩井駅からは、タクシーで行くことをおすすめします。
車でのアクセス
専用駐車場のある平群天神社を目指します。
富山ICを下りて、184号を千倉方面に進みます。
富楽里とみやまの交差点を89号で左折して鴨川方面に進む。
平群小学校がみえたら左折すると左側に平群天神社に到着できます。
登山ルート
伊予ヶ岳の登山ルートはいくつかあります。
登山慣れしている人から、まだ不慣れな人でも楽しめるコースを紹介します。体力に合わせて好みのコースを選んでくださいね!
初心者
一番スタンダードなコースです。平群天神社脇の登山道から入山します。
このコースは、往復するのに約2時間ほど見ていたらいいと思います。
そんなに急な坂道でもない山道をこつこつと登っていけます。
日頃、運動不足な方にはほどよい疲労感の運動になるコースです。
中級者
ある程度歩き慣れている方の場合のおすすめです。隣にある富山を経由するコースです。
このコースは、4時間から5時間ほど見ておきましょう。
伊予ヶ岳の平群天神社から登り、下山すると、富山の北峰につながるルートが出てきます。
そこから富山の登山のスタートです。
帰りは富山中前というバス停から岩井駅に向かうか、車の場合はタクシーかバスで平群天神社の駐車場まで戻ります。
上級者
普段から山は登り慣れていて、たくさん歩いて自然も満喫したい方におすすめのコースです。
岩井駅から徒歩で付近の観光地も徒歩して回ります。
このコースの場合は6時間は必要になります。
小岩駅から福聚院、伏姫籠穴に行って、その足で富山と伊予ヶ岳を回ります。
車で行く方がこのコースに行く場合は、無料の観光用駐車場、南房総市富山観光駐車場があります。
一部サイトで、道の駅富楽里とみうらの駐車場に停めるような情報がありますが、いい案ではありません!
大変混雑する道の駅なので、長時間駐車するのはおすすめしません。
最後の難所・鎖場
どのコースから向かっても、最後の数メートルに立ちはだかるのは、『岳』の部分です。
鎖場になっていて、鎖以外にもロープが張られている部分もあります。
これを見た瞬間は、これが初心者向きの山?!と思うかも知れません。
色々ネット検索しても鎖場の写真がとても少ないのですが、少ない理由がわかります。
写真を撮る余裕なんてないほどの急勾配です。
ここで諦める方もいらっしゃいましたが、3,4歳の子供もお父さんと一緒に登ることはできていましたよ。
伊予ヶ岳の難易度
高さは低いので、初心者にもおすすめと言われています。
確かに最後の鎖場以外はそんなに急な勾配もなく簡単なコースです。足場もさほど危険なこともありません。
しかし、鎖場についてはある程度、覚悟はしていきましょう。
初心者にもいいと書いてあるので大丈夫!なんて思っていったら、結構大変なポイントでびっくりするかも知れません。
伊予が岳の登山の所要時間は?
初心者向けのコースであれば、2時間ほどで往復できます。
途中でゆっくり休憩をとったりするのであればその分はプラスして考えておいたらいいでしょう。
お子様がいたりする場合でもプラス30分ほどみておくほどでいいと思います。
おすすめの装備品
絶対に忘れずに持参した方がいいのはグリップ付きの軍手や手袋です。鎖場ではかなり助かります。
また、山の中の道で手を着いたりしても素手が汚れるのを防げます。
服装については、動きやすい服・靴はもちろん、両手があくようにリュックサックがお勧めです。リュックの中には簡単な雨具も持っていくと、山の急な天気の変化にも対応できますね。
ストックなどは不安な方も持参してもいいかもしれませんが、鎖場で邪魔になってくるので、おすすめしません。
周辺の温泉情報
登山で疲れた後に嬉しい、温泉が近くにあるのでご紹介します。
①笑楽の湯
大自然に囲まれた環境にある、天然温泉です。
疲労回復の効能もあるので、疲れた身体にぴったりです。もちろん、日帰り入浴可能です。
②ばんやの湯
こちらは漁協直営のお食事処に併設されているので、海の幸も楽しめます。
高濃度炭酸のナノ水を使用しているので、美肌効果もあると言われています。
登山で汗をかいた後に、筋肉痛の回復にも効果があると言われているので、嬉しいことづくめです!日帰り入浴可能です。
③網元の宿ろくや
ろくやの敷地にある、温泉の源泉をひいている和風の温泉です。
こちらは日帰り入浴は不可です。一部ネットで伊予ヶ岳登山後に立ち寄りたい温泉として書かれていますが、宿泊しないと入浴できないので、注意してください。
周辺グルメ
温泉の紹介にもあった、漁協直営のお食事処、『ばんや』では新鮮な海の幸を堪能できます。
漁協直営ということもあり、その日に揚がった鮮魚を味わえるので、贅沢な気分です。
また、岩井駅のほど近くに道の駅『富楽里とみやま』の軽食コーナーもおすすめです。
房総のご当地メニュー、さんが焼きは是非食べてください。
『富楽里とみやま』
紅葉
伊予ヶ岳付近はあまり高い山がありません。
また、基本的に山景色のエリアなので、山頂からは一面の山を見下ろせて、紅葉を楽しめます。
千葉県の房総周辺は紅葉が少し遅めで、11月の最終週から12月の初旬あたりがおすすめです。
伊予ヶ岳周辺の山
房総には登山向けの山が非常に少ないのですが、伊予ヶ岳付近には、低登山スポットがいくつか密集しています。
登山コースでも紹介した富山を含め、大日山、愛宕山など350メートル以下の低登山向けの山が多いです。
体力のある方は1日に2つの山を制覇することも可能です!
まとめ
伊予ヶ岳は登山も楽しめ、疲れた後に温泉も楽しめ、新鮮な魚介も楽しめるスポットです!
登山もレベルに合わせて組めますので、気軽に挑戦しやすいです。
この付近は山と海の両方を堪能できます。1日かけて伊予ヶ岳周辺も含めて観光してみてはいかがでしょうか。