最近テレビやSNSでも紹介されることが増えてきた鋸山。
興味があっても、どう行くの?という不安はある方もいるかもしれません。
実はハイキングも兼ねたデートにも最適な鋸山の魅力についてご紹介していきます。
鋸山ってどんなところ?
鋸山はその昔、採石が盛んに行われていた山です。
現在も荒々しく削りと垂れた岩肌が鋸の刃のように見えることから鋸山と呼ばれています。
山全体が境内になっている日本寺とセットで楽しめるスポットです。
最近では海外の観光の方も増えてきています。
高さは330メートルと低いので、初めての方でも挑戦しやすいです。
公式HPには、境内案内図が公表されているので、下調べにとても便利ですよ。
アクセスと駐車場
鋸山へのアクセスは、色んなバリエーションがあります。
車でも電車でもアクセスがいいので、状況に合わせて選択できるので安心して足を運べますね。
車で行く場合
①有料道路を使用
鋸山の西側からアプローチするルートです。
鋸山登山自動車道(往復1,000円)から観光スタート地点に到着することができます。
大仏口管理所と西口管理所2つの入口に行けるので、マップを参考にお好きな方を目指してください。
②無料道路を使用
鋸山の東側からアプローチするルートです。
館山観光自動車道(無料!)から観光スタート地点に到着することができます。
東口管理所からスタートすることになります。
実は有料道路の入口と、さほど距離が離れているわけではありません。
主要スポットに近いかどうかという差はありますが、鋸山全体を観光したい方にとっては、特に主要スポットに近いかどうかは関係ないこちらの方が、断然おすすめです!
駐車場は?
駐車場はどのルートからいっても無料です。収容台数もたくさんあるので安心です。
ただし、観光シーズンはバスツアーなども来るので、駐車場が混雑する可能性もあります。
電車で行く場合
①保田駅からハイキングを兼ねて表参道管理所からスタートします。
保田駅から鋸山・日本寺の表参道を通って、アプローチする、いわゆる日本寺参拝の正規ルートです。歩くのが好きな方には人気のコースです。
②金谷駅からロープウェイで西口管理所からスタートします。
ロープウェイから、海を見下ろすこともできます。
鋸山の岩肌を見ながら登っていけるので、わくわくも倍増しそうです。
またロープウェイで犬を連れて行くこともできます。
往復で購入もできますし、片道で購入して、下山は徒歩という選択肢も選べます。
15分間隔で運転をしているので、たくさん待たないといけないなんてこともありません。
③金谷駅から鋸山裏登山道を歩いて北口管理所からスタートします。
こちらのルートは少し歩きにくい道が多いです。
管理所に着く前になかなか疲れてしまう方もいるので、体力に自信のある方や、登山に慣れている方におすすめです。
予備情報
東京湾フェリーの久里浜~金谷便に乗船し、車とセットで金谷港(浜金谷駅近辺)に到着できます!横浜方面からの観光でも安心!
金谷港からはロープウェイか裏登山道でアクセスできます。
鋸山の紅葉見頃は?
千葉県の房総半島は比較的、紅葉が関東では遅く、色付きはじめは11月下旬頃です。
見頃のピークは12月の上旬頃です。
鋸山の頂上から、周りを見渡すこともできるので、紅葉を上から見落とせます!
おすすめの散策スポット
①地獄のぞき
鋸山の一番の撮影スポットとして人気です。
ネーミングからして怖いですがまさにスリル満点の地獄のぞき。採石した際に職人さんが遊び心で造ったというこの岩の下は、岩がありません。
下の岩場だけを採り、わざと上の部分だけを遺したんだそうです。
眼下に広がる海の景色と山の景色は怖いながらも、最高です!
ドキドキしながら、下を覗き込んでみましょう!
②大仏(薬師瑠璃光如来)
石造の大仏としては日本一の大きさです。奈良の大仏よりはるかに大きなサイズです。
1783年に造られ、歴史も深いです。ここは記念撮影のスポットとしても人気です。
東口管理所からほど近くにあり、苦労しなくても見られる場所にあるので、みておきましょう!
この大仏の脇に、お願い地蔵尊というのがあります。
③百尺観音
100尺つまり、30メートルもある、岩場に掘られた観音菩薩です。
地獄のぞきのほど近くにあります。昭和35年から6年がかりで作成されたもので、戦没者への供養で造られました。
とにかく大きい!ここにはベンチもあるのでしばらく休憩しながら、地獄のぞきと百尺観音の景色を楽しめますよ。
おすすめハイキングコース
大仏→山頂展望台→地獄のぞき→百尺観音→羅漢ゾーン→日牌堂→百躰観音→大仏に戻る
このコースをめぐるとほぼ全体の見るべきスポットが網羅できます。
体力に余裕があれば、百尺観音付近の北口管理所で拝観チケットを見せると、一度外に出られます。そこで少し下りていくと、岩切場跡が見られます。
鋸山の採石跡は見る価値ありですよ!
戻る際も拝観チケットを見せたら戻れます。
注意しておきたいポイント
服装と必要な持ち物
階段なので、普通のハイキングや山登りとわけが異なります。
必ず歩きやすい靴で行きましょう。
服装は脱ぎ着しやすい重ね着がおすすめ。とっても身体がぽかぽかしてくるので、体温調整しやすい服装で行きましょう。またリュックサックですと両手があいて便利ですよ。
また、水分は持参してください。山頂には自販機はありません。1周観光する場合は2,3時間かかってしまうので、水分がないとただの苦行になります。
周辺のグルメ
①お食事処ばんや
保田駅の近くに漁港直営のお食事処があります。
登山で疲れた後でも、登山に向けての補充にもおすすめです。たくさんの魚介メニューがあって、年齢層問わず大人気です。
②Pizza Gonzo
金谷港付近にあるピザ屋さん。房州の石を使用した手作り石窯で作ったピザが楽しめます。
水曜日が店休日で、営業時間は11:00~15:30(ラストオーダー15:00まで)。
とても可愛いおしゃれなお店なので、デートにももってこいです!
③さすけ食堂
口コミ評価がとても高いお店です。黄金アジのフライが大人気!
鋸山に行くのなら食べておきたい一品です。金谷駅の近くにあり、10:00~18:00までの営業なので、下山してからも楽しめますね!
宿泊するなら
①ゆうみBeach Onsen Resort
全室オーシャンビューのお部屋になっています。夕陽の時間帯は最高です!
また露天風呂付きのお部屋もあります。見た目もとっても綺麗です。
お食事も毎日地元でとれた魚をふんだんに使用しています!
②ヴィラ勝山アヴェール
アンティークに包まれたオシャレな本館と犬と一緒の泊まれる離れがあります。
食事は創作イタリアンかお魚盛りを選べるようになっています。
和室、洋室、和洋室とお部屋タイプも選べます。
③安房温泉 紀伊乃国屋
7室のみの館内は、とにかく行き届いたおもてなしを受けられます。
女性には嬉しい、色浴衣もあります。日本の旅館のよさを大いに堪能できます。
温泉は貸し切り無料で、天然温泉の泉質は美肌にもいいと言われています!
まとめ
山歩き中に紅葉も楽しめ、見ておきたいスポットも豊富な鋸山!
アクセスもとてもいいので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?
快晴の日の展望台からの海の結果はとっても素敵です。写真の撮影スポットも多いので、是非、頑張って登っていい思い出を作ってくださいね!