今お子さんを保育園に通わせているご家庭でも、3歳になると幼稚園か保育園どちらに通わせるのがいいか迷ってしまいますよね。
そこで、両者の違いを、比較し考えてみました。
そもそも幼稚園と保育園の違いを知っていますか
幼稚園は、文部科学省の管轄で、「教育施設」という位置づけになり、先生になるには、教諭免許が必要です。3歳から通えます。
保育園は厚生労働省の管轄で、「児童福祉施設」で保育士は国家資格で、保育園だけでなく、児童福祉や民間保育事業などでも活躍できる資格です。0歳から通えます。
この他に両者の特徴をあわせもつ「認定こども園」があります。
一般的には、保育園は「保育に欠ける事情」がある子どもが利用する施設。
保育に欠ける事情とは、仕事・病気などで、子どもの保育ができない状態を指します。
自治体によって保育に欠ける事情に対しての優先順位があり、その程度は、自治体によって違いがあります。
幼児教育・保育無償化は2019年10月から全国で一斉スタートします。
幼稚園・保育所・認定こども園を利用する3歳から5歳の子どもたちの保育料が無償化します。
0歳から2歳児の子どもたちの利用料については、住民税非課税世帯を対象として無償化になります。
幼稚園は、決められた年齢になれば入園できます。
保育時間は短く、夏休み・冬休みなどの長期休暇もありますが、今は、幼稚園でも延長保育があり、預かり保育を実施している所もあります。
幼稚園か保育園か、最終的に決めるタイミングは、秋頃。
幼稚園は9月~11月に願書の配布・受付、年内には入園が決まり、保育園は10月~11月に入園案内が出され、12月頃申請受付、入園許可は1月~2月。
欠員があれば、年度途中の受け入れもあるので、待機児童として登録しておけます。
幼稚園は、教育機関なので、就学前に読み書きや規律を身に付けたり、行事やイベントなどで、いろいろな経験ができます。
比較的家庭環境が落ち着いている家庭の割合が多いとも言えます。
PTA活動も保育園より多い傾向があります。
降園時間が早く、家庭で友達と遊んだり、習い事をする子どもも多いです。
他方、保育園は幅広い年代の子ども、いろいろな子どもと関われます。
幼稚園に比べて、様々な家庭環境の子どもや保護者と知り合えます。
PTA活動も少ない傾向があります。
保育時間も長いので、仕事中も特に心配なく仕事ができます。
この頃は、保育園でも教育に力を入れている所も多くあり、保育時間の長い分いろいろな経験をさせている所もあって、その点では、幼稚園との差もなくなってきているともいえます。
幼稚園と保育園どちらに通うべき?比較してわかるおすすめポイント
送り迎えが必要な幼稚園・保育園時代と違って、小学校に入学すると親どうしが顔を合わせる機会が減り、親どうし知り合える機会はなかなかありません。
保育園は比較的校区に関係ない場所にあることから、同じ保育園から同じ小学校に上がる同級生が少なかったり、また一人もいない時もあります。
その点幼稚園は、私立でない限りほとんどの子どもが同じ小学校に上がります。
そうなると、親も子も友達付き合いに慣れるまで、時間が必要なこともあります。
家庭の状況とお子さんの性格、またお住まいの地域の事情などいろいろな中で、お家の方が何を重要視するのかで、どちらを選択するのか決まってくると思います。
迷っている時は一度、園に足を運んでどちらがわが子に向いているか、じっくり観察してみるのもよいでしょう。
まとめ
我が家は、上の子どもは、幼稚園で、下の子どもは保育園でした。
上の子どもの時は、働いてなかったので、幼稚園の保育時間や長期休暇も問題なかったのですが、フルタイムで働きだした時からはその時間的余裕がなくなって、保育園に行かせることにしました。
幼稚園・保育園それぞれ良いところはいっぱいあります。
親としては、どちらも、どちらに行かせても良かったと思っています。
幼稚園の似たような家庭環境また、保育園の様々な家庭環境や、異年齢児とのふれあいなど今思い出しても、本当に、どちらも良かったです。
幼稚園に行った子も、保育園に行った子もどちらも大きくなったら、変わりはありません。
どうぞ、ご家庭でじっくり話し合ってどちらがお子さんに向いているか、今の家庭環境にあっているか、決められるのがベストだと思います。